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動脈血ガス分析 

採血検査には、静脈血による採血と、動脈血による採血があります。

 

静脈血による採血は看護師や検査技師が行う一般的な採血です。

 

動脈血からの採血は、血液ガス分析といって、採血はドクターが行います。

 

血液ガス分析では、呼吸の状態を調べたり、肺における酸素化、体内の酸、塩基平衡を調べることが出来ます。

 

全身麻酔下の患者さんや、呼吸不全、呼吸困難の患者さん、人工呼吸器装着の患者さん、重症患者さんなどに行われます。

 

【血液ガス分析による基準値】

 

*動脈血酸素分圧(PaO2):80?100Torr

 

肺の酸素化能の指標となる。

 

 

*動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2):35?45Torr

 

PaCOの上昇…発熱、運動、シバリング、糖質の過剰投与、気道閉鎖、人工呼吸器の回路リーク。
PaCO2の減少…低体温、過換気症候群、人工呼吸器の換気量過量設定。

 

*pH:7.36?7.44

 

pHが7.45以上…アルカローシス
pHが7.35以下…アシドーシス

 

*重炭酸イオン(HCO3-):22?26mEq/L

 

高値…代謝性アルカローシス
低値…代謝性アシドーシス

 

*塩基余剰(BE):-2?+2mEq/L

 

BE+=代謝性アルカローシス
BE-=代謝性アシドーシス

 

 

動脈血採血を行う場合は、大腿動脈(ソケイ部)、上腕動脈(肘)、橈骨動脈(手首)から採血します。

 

採血を行う前に、看護師から検査の必要性などを説明し、患者さんの不安の軽減をはかりましょう。

 

【動脈血採血の手順】

 

穿刺部分の消毒を行います。

 

動脈血採血用の注射器をドクターに渡します。

 

ドクターが採血をしたら、酒精綿で圧迫止血します。

 

止血する際は、静脈血採血よりも長い時間圧迫固定が必要です。

 

採血後の注射器は、針のストッパーを閉めエアーを抜いたら手のひらに挟みゆっくりと転がして攪拌します。

 

氷中運搬にて速やかに検査室に運びます。その際、氷が直接注射器に当たらないように気をつけます。

 

圧迫止血部からの出血がないか確認し、絆創膏を貼ります。